[開催レポート] 『バッタを倒しにアフリカへ』課題本読書会 2021年9月11日(土)夜

8 min

2021年9月11日、オンライン読書会を開催しました。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

この公式レポートはまだ読書会に参加した事がない方にも当日の流れが分かりやすいよう書いております。読書会参加をご検討中の方、実際どんな風にやってるの?とご興味を持って頂けた方、最後までレポートをお読み頂けましたら幸いです。まあ百聞は一見にしかずと言いますので、どれだけ読んでも、実際参加してみたら「あ、こんな感じだったのか」と思う部分は沢山出てくると思います。ので、ぶっちゃけ、文字読むの辛いわって方はレポート一切読まなくても大丈夫ですヨ。見学参加も受け付けておりますので、「読書会に参加してみたいけど不安……」という方は、まずは見学から是非ご参加ください。

ブログやTwitterでの開催レポートもご自由にして頂いて構いません。Twitterでツイートして頂く際は、ハッシュタグ「#彩なす家オンライン読書会」とつけて頂くか、彩なす家オンライン読書会(@ayanasdoku )とどこかに載せて頂けるとこちらにも通知が来ますので、リツイートしやすいです。宜しくお願い致します。

では、このレポートが初見の方もいらっしゃると思いますので、まずは「読書会」と「彩なす家オンライン読書会の目的」から始め、今回のレポートに移りたいと思います。

読書会って何?

まずは「読書会」とは何かについて。

これについてはwikipediaに掲載されているものを一部引用させて頂きます。

読書会とは、集団で読書または読書に関するコミュニケーションを行うためのイベント、またはイベントを開催するグループである。

目的や参加者数、文化背景などに基づいて様々な様式・分類がある。

「読書会の進め方」による分類
・輪読会式: 特定のテキストを一区切りずつ読んでいく方式
・研究会式: 特定のテキストを事前に読んだ上で指導者を中心に報告や講義を行う方式
・発表会式: 参加者が各自自由なテキストとテーマで発表を行う方式

「何を読むか」による分類
・テキスト読書会: 同一のテキストを使う読書会
・テーマ読書会: 同一のテーマであればテキストは同一である必要はない読書会
・自由読書会: テキストもテーマも制約がない読書会
(wikipediaより引用)

彩なす家オンライン読書会・彩ふ読書会の場合は「読書に関するコミュニケーションを行うためのイベントを開催するグループ」にあたります。様式・分類については他のものも行っていますが、今回の部は「テキスト読書会」です。課題本とした本を読了した状態で各自感じたことなどを話し合う形式で行っております。「家庭でもない。職場でもない。貴方にとっての第三の居場所作り」を目的としております。

読書会は、本が好きな方にはオススメな会です。

自分一人では手に取らなかったであろう本との出会いがあったり、本の話題を通じて普段接点のない方とお話することが出来ます。

彩なす家オンライン読書会の目的

簡単に言えば、関わって下さる方々の「第三の居場所作り」です。

家庭でもない。

職場でもない。

貴方にとっての、第三の場所。

居心地の良い場所。集まれば何だかほっこり出来るような場所。色々脱ぎ捨てられるような空間。そんな「居場所」を作っていきたいなあと思っています。

教養を深めたり、読書の幅を広げるといった事も目的ではありますが、何より一番は集まること。時間や空間を共有していくこと。

当読書会ではビデオオフでの実施ですので直接顔と顔を合わせることはありませんが、お互いに本が好き同士。集まれば何か新しいことが生まれてくる事もあるでしょう。新たに興味を持ち始めることや、やりたい事、今までやってみたかったけどやれなかった事に挑戦したくなるかもしれません。貴方自身のやりたい事が叶う場にもしていきたい。初対面だと緊張してしまって上手く話せなかったりするでしょうから、仮に初回があんまりだったなーと思っても2、3回と参加して頂けたら嬉しいです。

「彩なす家」は「あやなすや」と読みます。
「彩なす」は、さまざまな美しいいろどりを表します。色んな価値観を持った方々が集まり、色が美しく交じりあう、というような意味で名付けました。加えて、オンライン読書会は皆さんご自宅から参加される方が多いと思いましたので、リラックスした雰囲気の中で参加して頂きたいなと思い、「家」とつけました。読書会は本関連の集まりではありますが、それは一つのキッカケとして捉えて頂けたらなと思っています。目的としては以上です。

読書会レポート

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読書会参加までの流れ
①PassMarketから申込をする
②ZOOMのID、パスコード、URL記載のメールが届く
③当日受付時間内に入室
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9/11 Report

開催日:2021年9月11日(土)
場 所:オンライン(ZOOM)
形 式:課題本読書会
    参加者6名
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当日タイムスケジュール

20:50-21:00 受付
21:00-21:10 主催挨拶
21:10-22:30 課題本読書会
22:30-22:45 主催挨拶・終了
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では、ここからはタイムスケジュールに沿って詳しくご説明させて頂きます。

▼20:50~21:00 受付
時間内にZOOMのIDとパスコードを入力し、トークルームに入室して頂きます。ZOOMのお名前でお呼びしますので、事前にお名前の設定をお願いいたします。あだ名でも問題ありません。
参加人数によってはグループ分けを行っております。どのグループかは主催挨拶前後にお伝えします。

▼21:00~21:10 主催挨拶
時間になりましたら私から挨拶をさせて頂きます。

▼21:10~22:30 課題本読書会
ZOOMのブレイクアウトセッションを使い、各グループに分かれます。分かる方はご自身で移動して頂きます。分からない方は私の方で操作しますのでそのままお待ちください。
各グループに分かれたあとはそれぞれで自己紹介を行います。お名前と、普段読まれている本だったり好きな作品や作家さんなど、簡単なもので構いません。自己紹介が終わりましたら、今回の課題本について、それぞれが感じたことや疑問に思ったことなどを話し合います(今回は6名でしたのでグループ分けは行いませんでした)

▼22:30~22:45 挨拶とお知らせ
時間になりましたらメインルームに戻ります。
最後に私から挨拶と次回お知らせをして読書会は終了となります。
22:45で読書会は終了となりますので、もう寝るわっという方はトークルームをご退出ください(夜遅いですしね……)23:00頃までZOOMを繋いでいますので、お時間のある方はそのまま残ってお話し出来たらなと思っています(途中抜けもOKです)

読書会中に出た話題

今回読書会中に出た話題はこちらです。自己紹介後、まずはそれぞれ読んで感じたことを一人一人お話していただき、その後フリートークという流れで行っています。あ、ちなみに読書会中にメモとっていってますので、パソコンのキーボードの「カタカタッターーーーン!」という音が気になるかもしれませんがご容赦くださいませ……。あと聞き取った部分に間違いがありましたら、ご連絡頂けますと幸いです!

◆作品の感想等(一巡目)
・世界一受けたい授業で観て興味があった本。
・ユーモアがあってところどころクスっと笑えて楽しく読んだ。前野ウルド浩太郎さんも面白いが、ババ所長やティジャニも面白い。バッタが好きになる。
・一方で夢と生活の問題とか、ポスドクの問題とか、自分自身に置き換えれるところもあったり、モーリタニアのしらない世界を知ることが出来て面白いところもあった。前野さんは実際にアフリカへ出向いていてすごいなと感じた。

・著者も本も知らなかった。課題本決定会のときに存在をはじめて知った。面白そうだなと思って本屋で探して読んだらまえがきの段階で「とんでもない本だ!」と気付いてしまった。4ページの段階で「バッタにたべられたい」そこでやられた。
・目次をめくったら第一章・・・タイトル付けも新書だよね?真面目な本だよね?と思いながらこりゃとんでもない本だ、と最初の数ページで買ってしまった。この本に出あえてよかった。
・ところどころユーモアあり、真面目な話あり、ネタが分かるとニヤリするとこもあり(ドラクエやドラゴンボールとか)
・よくよくよんだら必死な人生を歩んでいるが、そういうのを感じつつも楽しく読めてしまう。べた惚れ。良い本だな。

・本屋で何度か見かけてたが表紙とバッタとアフリカとなじみのないものだったので怖くて手に取れなかったが、思ったよりちゃんとした本だった。文章とかもユーモアあふれていて読みやすかった。内容も濃いし。読みやすかった。バッタとアフリカなじみがない分、新発見があった。
・文化ものっていた中で女の子が太っていたほうガバージュおそろしい……。食事シーンがおいしそうだったり。ハリネズミとか。人の魅力も良かった。個人的にサソリに刺されたときにババ所長が祈ってるところが面白かった。
・全体的に前向きで、真ん中あたりでババ所長の名言。「上を向いてばかりではだめだ」ほろりと。良い本だな。

・リアリティを感じさせる話。かつ嬉しいことも楽しいことも悲しいこともきっちりと書いていてリアリティが迫ってくる。我々の世界にはバッタ・アフリカ遠いが、何でこんなに迫ってくる文章を書けるのか印象的だった。
・ストーリーを感じられた。
・ラジオパーソナリティでもテレビの番組でも山あり楽しかったりひきこまれたり、一方で生活の部分背中合わせになって夢追いかけるの大変だけどどうする?僕はたまたま良かったけど。我々はどう生きていくのか、色々と感じさせるヒダ・接触面が多い。

・「さあむさぼり食うが良い」と言われても。バッタの映像自体はみたことがあった。
・読めて良かった。お金は大事なんだなと思った。
・前野さんはお腹も丈夫だなと思った。ヤギおいしいとか。ハリネズミも最後まで飼って
・ゴミダマの写真とかはぎゃーと。写真少なめで良かった。
・バッタに脳があるらしい。面白い本だな。
・最後にむさぼり食うがよい・・・タイツ(ポリエステル)じゃ無理やろ。もちょっと食べやすいやつで…。

・現代版の二宮金次郎。色んなフンやバッタ全滅、逆境みたいなどんどんくる。
・問題だらけな状態の現実にもめげずに常に前に進み続ける。ただひたすら努力するとか根性とかじゃなくて夢を達成する話も出てくるが困難を突破する工夫、プレジデントに声をかけてもらうとか、周りの協力も得て夢を達成するストーリーが昔じゃなく今時の夢を達成するにはどうか考えようと教えてくれる本だなと。
・ジュニア向けの本も出てる。小中学生の感想も知りたい。
・ところどころにはさまってくる話が面白すぎて。一つ一つ落語か!と思いながら聞いてしまった。
・研究への好奇心、熱意の強さ。研究者は変態しかいないのかなと思ってしまった。
・研究者と出会う機会があったら話てみたいなと思った。

◆ここからフリートーク
・50年、100年後に伝記とか出たりしないかな。バッタ当たると痛い。映像見てるとこれ痛いどころじゃない。バッタの被害の大量発生のこの世の終わり感めっちゃ出てる。木綿の服だったら食べられてしまう。うらやましいどころか大惨事。

・ババ所長の人物像。すごい良い人。社会の奴隷。えらくなったら社会の奴隷。それでも勉強して所長になって、家庭生活久々の休日「お父さんなんでいるの?」郵便局が腐敗してるのはどうかと。室外機は室外に置いて。
・お金に汚いところもあるのも。後半になると前野さんも分かってきて、ヤギを買うエピソード報酬を渡す。モーリタニア流に慣れてきてる。単語使いまわし。頭の回転が早いんやなと。やきめしをにぎる回数を見てその場で研究。53パロディ。

・右手で食べている。左手は宗教上ダメなのかな。
・料理のシーンが多いのも良かった。
・98途中自炊ところコック帽被ってる。意外とスパゲティばっかり食べてる。

・ヤギをわいろに使うところが現地人化してる。
・なりふり構わず核心に迫っていくとこ見習ければ。バッタのためならなんでも!とやっていくのは見習いとと思った。

・殻に閉じこもってる瞬間ってないなと。何かしようと。ぬるま湯みたいな生活しているとダメになってしまう。一般の研究者はメディアに出たりしないけどもあえてする。工夫する力。批判する人もいるだろうが、乗り越えてつかみとったものってすごい。

・大人の成長物語。向こうに人にぼられて守られていたけど、色んなことを吸収させて発展させていく。

・ブログ見たら今もご活躍中のよう。国際農林水産業研究センターの主任研究員になってシンゲッティ賞受賞してる。

・バッタの大群は日本で起きることはあるのか?中国ではバッタでこまされている。アヒルを増やしている。戦国時代、イナゴの被害など。ありえる。

・学術会も厳しい。白眉にしたのは触れてくれなかったのはさすが京大。プレゼン能力は高い。熱意がすごい。相手のことも考えて話しているのかな。ネガティブにさせずどうやってポジティブに困難を超えていくのか。この人とだったらポジティブにやっていけそう。腹がすわってる人か見ちゃう。

・アフリカに行った事実。モーリタニアに三年いた事実。説得力がある。役に立つ研究。現地に行く。閉じこもっている研究とは全く逆。問題の原因をたどるというのは道は長いけどやらなければならない。研究って何の役に立つの?ということも新書一冊で分かりやすくしてくれている。

・なんでバッタ大量発生しているのかとか、全部駆逐したらどうなるのかとか行かないと分からない。バッタが夜どこに寝てるのかも研究されていないとか。そんなことも世の中分かっていないことがあるんだな。

・ババ所長、グローバルな文化に触れながらあそこまで対応できるババ所長のすばらしさは何なんだろう。

・ゴミダマの大きさはどれくらい?白いシーツで虫集めるの懐かしいなと思った。
・昔は虫をつかめるかどうか

・ファーブル昆虫記読んだことない。フンコロガシの話。虫なんて研究やめようなんて思う。フンコロガシより人気のある虫を取り上げると良いのかも。

・ファーブルの知名度がフランスでは低い。

・子供たちにバッタを集めさせる→ファーブルにもある
・二回目もなんでぐったりしてた?
・カマキリ先生を思い出した。

・好きなものとの同化したい。
・バッタの研究者
・オアシスの現実

・目次のタイトルがいちいちすごい
・ゴミダメの研究するとき、浮気、男女関係のもつれ。言葉のセンスがすごい。聖地でのあがき、裏切りの大干ばつ→なんや?と思わせられる。

・才能だとしたら羨ましい。
・新書のイメージを変えてくる
・映画化できそう。クライマックスは136かっこいいポーズで

以上です!

読書会終了後、23:00頃まではフリートークとしています。お時間ありましたらぜひ残って頂いてもう少しお話が出来たら嬉しいです(^^)今回は課題本の続きやら、この本が課題本になった経緯やらの話、新書とは?といったところをお話しました。ありがとうございました!

個人的感想

今回の課題本は、この時の課題本決定会で9名中7名が投票し第一位となった本でした。前々回は『消滅世界』で前回は『虐殺器官』で、今回は『バッタを倒しにアフリカへ』という振り幅が面白いことになりましたが、今回課題本になったのをキッカケに読んでくださった方々ばかりで、これぞ課題本読書会!という感じでした!自分一人ではなかなか手に取る機会のない本に触れられるというのもまた良いですね。私自身も世界一受けたい授業で観て気になりつつ読んでいなかった本だったので、今回楽しく読ませて頂きました。読書会自体も今回も楽しい回でした!!

さて、次回課題本読書会は10/9の夜。課題本はブレイディみかこさんの『僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー』です!9/25午前には推し本披露会も予定しています。

今後ともどうぞ宜しくお願いいたします!

……そうそう、そういえば言い忘れてました。つい先日の話なんですけども、私初めて毛虫に刺されまして。刺された直後からヒリヒリとした痛みがやってきて、それが引かないんですよね。蚊に刺されたときとは全然違う痛み。こりゃ……なんだ?なんなんだ!?と焦った時に頭をよぎったのが前日に読んでいたサソリのエピソードでした。サソリじゃないけど……この痛みヤバいんじゃあないか!?痛みが引かんぞ!え、まじでやばい!?死んじゃうの?!とめちゃくちゃ焦ってですね、普段クールキャラを演じているのに「毛虫に刺された!死ぬ!」と職場の看護師さんに泣きついてしまいました。笑われました。お薬を塗ってもらって治りました。呪文唱えてパチンされなくて良かったです。いや、むしろされたかった。それを期待するほど『バッタを倒しにアフリカへ』の世界に没入してましたね。いやーしかし、サソリエピソード読んでなかったらここまでうろたえることはなかったです。私がキャラ崩壊させてしまったのは前野さんのせいですね!責任とってよねっ!終わり(ご清聴ありがとうございました)